スマートな検知システム
背中に装着されたIn&boxという“頭脳”に、エアバッグシステムのテクノロジーすべてが集約されています。
センサーがリアルタイムでライダーの動きを測定し、アルゴリズムがデータを瞬時に解析します。そしてバランスの崩れなどの異常な状況を検知して転倒が避けられないと判断すると、瞬時にエアバッグを膨らませます。システムが異常を検知してからエアバッグが最適な圧力まで膨張するまでの時間は、合計わずか0,06秒です。MotoGPを含む9つのチャンピオンシップで実績を積んだIn&motionは、コンディションや転倒が公道とは大きく異なるサーキット専用の検知モードも開発しました(こちらを参照)。
進化するシステム
エアバッグシステムの使用によって集積されたデータは、すべてのユーザーのオンボードアルゴリズムを強化します。より正確な検知と継続的に最適化された保護性能。これらはアップデートによってすべてのユーザー(リースプランまたは購入プラン)のどちらかを選択したかに関わらず)に提供されています。
In&motionコミュニティにより実現可能になった進化システムによって、プロテクション性能を継続的に最適化することができるようになりました。
In&motionエアバッグテクノロジーは、3つのテクノロジーのコンビネーションで成り立っています。
エアバッグシステムは何を守るのか?
ジャケットやブーツ、強度に優れたパンツのように、エアバッグ・プロテクションの着用はは義務ではありません。しかし、転倒の際には重要なプロテクションの役割を果たします。
エアバッグによってもたらされる一番の利点は、衝撃エネルギーを吸収し、衝撃波を分散させ、体勢を維持することです。
In&motionエアバッグシステムは、胸部、腹部、頸部、脊椎といった重要な部位を保護します。どのエアバッグウエア(Furygan,、Held、Ixon,、Klim or RST)でも、In&motionシステムを装着したすべての製品でプロテクションゾーンは同じです。
転倒後、In&motionエアバッグシステムは2つの理由から膨らんだ状態を保ちます。1つ目は事故の際に起こり得る怪我(障害物、車両、スリップなど)を防ぐためです。2つ目は救助が到着するまで「繭(まゆ)」の中にいるようにして転倒後の二次被害を引き起こす可能性のある動きを制限するためです。
転倒後は?
エアバッグを収縮させる方法は、バックプロテクターの内側にあるガス発生器(インフレーターと呼ばれます)を緩めて取り外し、膨張後の手順に従うだけです。これは自分で行うことができ、5分もかかりません。